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【自責思考と他責思考】成功と幸せを引き寄せる思考力【原因自分論】

2021年4月30日

はじめに

 

あなたはどっち?

 

 

自責思考と他責思考、あなたはこのような言葉を耳にしたことはありますか?

 

 

自責思考とは物事の原因が自分にあるという考え方で、他責思考はその逆です。

 

 

これらの思考は人生において最も重要な考え方の一つであると言われており、その思考次第で人生は驚くほど変わってきます。

 

 

自責思考のことを原因自分論と表されることもあるそうで、私の大好きな両学長というユーチューバーさんが原因自分論について解説しておられ、とても分かり易かったので是非ご覧になってくださいね。

 

 

 

一般的には自責思考の方は成長思考で成功しやすい傾向にあると言われており、それは間違いないと思います。

 

 

長期的にビジネスや他者と人間関係が良好な方は、物事を人のせいにしません。

 

 

周りの成功者と呼ばれる方たちは、皆自責思考で自ら原因を見つけ、状況を改善をしていくタイプの方ばかりです。

 

 

筆者もこの自責思考を取り入れたことで、人事マネジメントや結婚生活などあらゆる場面で物事を良い方向に進めることができるようになったので、是非あなたの生活にも取り入れてみて下さい。

 

 

まずあなたが考える自責思考とは本当に正しく、効果があるものでしょうか?

 

 

自責思考というと勘違いしやすいのですが、自責とは全ての責任が自分にあると自分を追い詰めることではありません。

 

 

しかし周りの友人と話をしていても、本当の自責の意味を勘違いしている方はとても多いように感じます。

 

 

今回の記事ではそんな自責思考についての例と、アドラー心理学を用いた考え海外での自責思考自責思考を取り入れる方法についてなど、グローバルな意見も合わせてお伝えしていきたいと思いますので、是非最後までご覧くださいね。

 

自責と他責の例

 

 

まずは自責思考と他責思考について、例を挙げて解説していきましょう。

 

会社で

 

会社で自分の考案した新商品を発売したが、全く売れずに大きな損失を出してしまいました。

 

あなたはどのように考えますか?

 

他責思考

・自分が考案した商品は良いのだから、売れないのは会社のせいだ!

・上司の承認が遅かったから時期を逃したんだ!

・こんなに良い商品なのに、消費者は分かっていないな!

自責思考

・自分が作った新商品の何がいけなかったのだろう?

・どう改善すれば売れるかな?

・商品を知ってもらうためにできることは何だろう?

恋愛で

 

恋愛で恋人との関係が上手くいかず振られてしまいました。

 

あなたはどのように考えますか?

 

他責思考

・あんなに尽くしたのに振られるなんて絶対に相手が悪い!

・自分の育った環境や家柄が良くないから振られたんだ!

・彼の周りに沢山の異性がいるからそのせいで振られたんだ!

自責思考

・自分に何か原因があったのかな?

・自分に改善できる点はあるのかな?

・この経験を将来に活かすことはできるかな?

 

このように他責思考の人は、問題が起こった際に責任転嫁しやすく他者や環境のせいにすることで原因追求を他人に求めようとします。

 

対照的に、自責思考の人は問題を主体的そして客観的に捉えて原因や改善点を探ります。

 

ですから、他責思考の人は自分自身の成長がありませんが、自責思考の人は問題を改善し未来に活かす努力することで成長し自身が望む目標や人生に近づくことができるのです。

 

 

 

アドラーの考え

 

 

この自責思考と他責思考に似た考え方はアドラー心理学でも提唱されており、幸せな人生を送るために欠かせない思考だと言われています。

 

アドラーはこのように言っています。

 

他者は変えられないが、自分と未来は変えられる(そして過去も)

 

この思考は自責思考の考え方にとても近いものであると思います。

 

 

自分を変えることは可能ですが、他人を変えることは難しくそして不可能です。

 

 

そしてもちろん、未来はあなた次第で良くも悪くも180°変えていくことができますよね。

 

 

更にここがポイントなのが、過去起こった事実は変えられませんが、その事実はあなたの捉え方次第で良くも悪くも変わりますよね。

 

 

例えば子供の頃お金が無く苦労したのなら、それを「お金がなかったから良い生活が出来なくて今もそのせいでこんな生活しかできない」と考える方は過去の経験を言い訳にしています。

 

 

しかし、「お金がなかったから工夫して自分で稼ぐ方法を見出して、自分で稼ぐ方法を身につけた」と考える人は過去の経験をプラスに変換し、人生を好転させています。

 

 

ですから他人のせいにして自分が変わらなかったり、他人をコントロールしようとしたり、周りに愚痴をこぼしたり・・・このような行為は自分自身がとても疲れますし、解決策にはなりません。

 

 

どのような状況も、自分が変わることが一番簡単で最も効果的な方法であることを心に留めておくと、ストレスフリーな生活を送ることができるようになりますよ。

 

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アドラー心理学について解説している記事がありますのでよければ参考にしてみてくださいね。

 

 

他責思考で他人や過去、環境などのせいにして成長を止めてしまわずに、自責思考で「今自分にできることは何か」と思考をやめないことが大切ですよね。

 

自責思考の注意点

 

 

冒頭でも少しお伝えしましたが、自責思考はただ単に自分を責めて悲観してしまうことではありません。

 

 

「私はこういう人間だから・・・」「自分のせいでこうなってしまったんだ」

 

 

そのように自分自身の性格や存在自体に責任を感じるのではなく、問題が起こった際に何がいけなかったのか、これからどうすれば良いのか前向きに検討することが重要なのです。

 

 

そして、虐待やDVなど自分の選択で起こっていない問題について「自分が◯◯だからだ」などと自分を責めてしまうことも意味が違っています。

 

 

上記に挙げたような問題は、自分を責めるのではなく相談窓口や協力者などの第三者の力を借りたり、自分で問題を解決する糸口をみつけようと行動する姿勢も大切です。

 

 

更に、自然災害や国家の制度など自分でコントロールできない問題についても、ミクロの視点から「この状況下で自分にできることは何だろう」と問題を自分視点に絞り込んで考えることも必要になってきます。

 

 

重要なのはシステム構築

 

 

筆者はアメリカに移住してから数百人のアメリカ人と接し、数十人の多人種の従業員をマネジメントした経験から、アメリカ人は基本的に「自分は悪くない」という考えが一般的だと感じています。(もちろん個々によるので一概には言えませんが)

 

 

最初は驚いたのですが「自分の非を認めたら負け」という昔ながらの考え方が影響しているようで、人々の性格というより文化的な思考だと思います。

 

 

それを聞くと「ではアメリカ人は皆他責思考なのでは?」と思われる方も多いかもしれないのですが、実はそうとも言えないようなのです。

 

 

彼らは自分が失敗やミスを犯したら、それを「環境やシステムのせいだ」と考える事が多く改良を重ねたり新しいアイデアを出したりして、その結果会社のシステムを改善することに繋がることもあったのです。

 

 

特に日本の昔ながらの大企業や既に決まったマニュアルがある会社は、変化していくのが難しい場合も多いですよね。

 

 

そんな中でこの自責でも他責でもない考えは、未来の為により良い仕組みを作るという新しい視点で、私自身もとても勉強になりました。

 

 

少し話が逸れますが、もしアメリカで事業を始めたい方やアメリカ人のマネジメントに苦労されている方がおられたら、是非この本を読んでみてください。

 

 

この本はアメリカ人が反省しないことを責めたり批判する内容ではなく、日本人とアメリカ人の考え方の違いを上手く解説してくれている本で今悩みがあれば必ず何か手助けになると思います。

 

日本から

アメリカから

 

自責をうまく取り入れる3つの方法

 

 

愚痴+aを心掛ける

 

物事が上手くいかなかった時「◯◯のせいで・・」「◯◯じゃなかったら・・」とついつい愚痴をこぼしてしまいそうになりますよね。

 

そうなったらもう一度この自責思考を思い出して、自分にできることは何か考えてみましょう。

 

しかしどうしても自分で解決できずに誰かに愚痴をこぼしてしまいたいときは、愚痴+解決策を考えてみると良いですね。

 

愚痴を言っているだけでは物事は変わりませんが、そこから解決する方法を考えて実際に行動することで負のループから抜け出せますよ。

 

自己肯定感を上げる

 

誰にでも、自分を守る為に誰かのせいにして楽になりたい時ってありますよね。

 

 

それが他責思考を導いてしまうのですが、他責思考になりがちな時って実は自分に自身がなかったり他人に対して不満を感じてしまう時なんですよね。

 

 

私も自分に自身がなかった頃は、失敗すると自分のミスを認められずに誰かのせいにしたり、自分を正当化しようと言い訳ばかりしてしまっていました。

 

 

しかし何度も失敗して、それでも挑戦し続け小さな成功体験を積み重ねて自分に自身がついてからは、ミスを認めて改善に努めたり、他人の意見を素直に聞けるようになったり、システムや環境そのものを変えようと努力をするようになりました。

 

 

こちらの記事で自己肯定感を上げる為のポイントを解説していますので、良ければ合わせてご覧くださいね。

 

自己肯定感とは?高める5つの方法+チェックリスト

  こんにちは。     自己肯定感が低い・・・ 自分を好きになれない・・・     どんな人でも、困難な状況や自分でどうにもできない立場に置かれた場 ...

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自分に自信とブレない軸を持っておくことで、過度に他人に求めたり不満を感じる前に自主的に解決策を見出していくことができるのですね。

 

 

未来を見る

 

上記でお伝えしてきたこと全てに共通して考えられるのが「未来」を見るということです。

 

 

他人を意識しすぎてストレスを感じてしまう前に、まず自分の長期目標を思い出して、その上で今現在自分の目の前にあることに取り組んでいきましょう。

 

 

今あなたに起こっている深刻な問題を数年、または数十年先の目線から考えてみると「意外と大したことないな」と客観的に捉えたり、逆に「今どうにかしないと」と行動するきっかけになるかもしれません。

 

 

困難な問題や悩んだり落ち込んだりする出来事も、物事を長期的な目線で見ることによって、他人や環境に左右されずに自分の人生に集中することができるのですね。

 

 

あなたの大切な未来を変える為に、現在の思考と行動を見直していきましょう!

 

 

まとめ

 

 

いかがでしたか?

 

 

今回は成功と幸せを引き寄せる、自責思考と他責思考について解説していきました。

 

 

あなたの人生を良い方向に導くことができるのは誰でもなくあなた自身です。

 

 

人生に自責思考をうまく取り入れ、ストレスフリー&あなたの人生目標に近づけるよう日々の思考を見直してみましょう。

 

 

自責、他責思考についてのおすすめ書籍を貼っておきますので、良ければ参考にしてみてくださいね。

 

日本から

 

アメリカから

 

 

今回も最後までご覧いただいてありがとうございました。

 

 

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