子育て

アメリカでの出産の特徴【日本と海外の違い5選】

 

出産は奇跡だ・・・

 

はじめに

 

 

今回は、人生の一大イベント出産について、日本と海外の違いについて解説していきたいと思います。

 

私自身は第一子をアメリカで出産し、現在第二子の出産を控えていますので、アメリカのカリフォルニア州で実際に体験したアメリカでの出産における日本との違いをお伝えしたいと思います。

 

その前に前回の記事では出産までのアメリカでの妊娠の特徴についてお話しておりますので、まだお読みでない方は合わせてご覧くださいね。

 

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妊娠中だけでもこんなにアメリカと違いがあるので面白いですよね。

 

では、ここからは出産について日本と海外の違いを解説していきましょう!

 

 

アメリカでの出産日本との違い5選

 

無痛分娩(麻酔あり分娩)の割合が高い

 

 

アメリカでは70%の妊婦が何らかの麻酔を使って出産している(無痛分娩や帝王切開を含む)という統計があります。

 

厚生労働省の調査によると日本では2018年の時点で無痛分娩を選択した妊婦は5%程度ということなので、殆どの妊婦は自然分娩を選択しているという結果に至りました。

 

日本では特に親の世代では「お腹を痛めて産むから母性が出る」「我慢は美徳」といわれていた時期もあるので自然分娩以外の方法に抵抗がある方も多いかもしれません。

 

しかしどんな出産方法でも、約40週間もお腹の中で一緒に過ごした胎児を一人の人間となるよう産み落とし、母になることには違いありません。

 

私は無痛分娩を経験していませんが、当たり前ですが我が子は本当に大切で可愛いですし、私以外の方も皆そのように思っていると思います。

 

自然分娩、無痛分娩、帝王切開、水中分娩などあらゆる分娩方法がある中で、どの出産方法も変わらず素晴らしいですよね。

 

帝王切開率が高い

 

 

2018年の調査ではアメリカで出産された赤ちゃんの31%は帝王切開で産まれたとされています。

 

理由は通常分娩が難しく胎児や母体に悪影響がある場合、逆子など位置や向きの問題、胎盤に問題がある場合、多胎妊娠、その他健康上の問題などです。

 

アメリカではリスクマネジメントの為にも少しでもリスクがあると判断されると帝王切開を進められる傾向にあります。

 

私自身も過去に婦人系の病気をしていたので、医師に勧められ帝王切開を行いました。

 

帝王切開をされた方はご存知だと思いますが、手術自体は30分くらいで麻酔が効いているので痛みもないですが、麻酔が切れてからが地獄ですね・・・

 

しかもアメリカでは早く通常通りの生活に戻ることが身体の回復を早めるとされているので、看護師さんに手術の翌々日から廊下を端から端まで歩かされ、泣きながら数十分かけて行ったり来たりしていたのを覚えています(笑)

 

個室が一般的

 

 

日本では個室か大部屋か選ぶというシステムが一般的なようですが、アメリカでは基本的に個室です。

 

個人のプライバシーが重視されており、旦那さんも病院に一緒に泊まる場合が多いので、自動的に個室になるのでしょうね。

 

私が出産した時も何も聞かれず個室になりましたが、出産から退院まで殆どの時間を夫と一緒に過ごせましたので、2人で医師の説明を受けたりサポートをお願いできたのでかなり助かりました。

 

更に私が疲れている時は赤ちゃんのオムツ替えやゲップをさせる時も、夫にお願いできたので身体的な負担も少なくて済んだと思います。

 

それに個室だと来客が来ても気を使う必要がないですし、気を使わずに話せるのも良いですよね。

 

ここから次に続きますが、個室でリラックスできる代償に(?) アメリカの入院期間はとっても短いのです・・・

 

2〜3日で退院

 

 

これは有名な話ですがアメリカでは入院期間がかなり短く、通常分娩で2泊、帝王切開で3泊が一般的です。

 

日本では5泊6日から帝王切開だと7泊8日が一般的だとされているので、その半分にも満たずに退院させられてしまうのは驚きですよね。

 

アメリカは医療費が高いのと、先ほど挙げたように個室が一般的なので長く病院に入院することが難しいのでしょうね。

 

個人的には早く家に帰りたかったので少々体は辛かったですが、3泊でも十分かなと思いました。

 

しかし、日本では出産後に自身のケアや赤ちゃんのことなど看護師さんからかなり充実した指導がされると聞いていたので、「それはもっと受けたかったな〜」と思いましたね。

 

私が病院で入院中に教えて貰えたのは母乳のあげ方くらいで、後のオムツの替え方や赤ちゃんの包み方などは出産前にクラスを受けたので何とかやりながら覚えるという感じでした。

 

立会い出産が多い

 

 

日本でもここ10年くらいで立ち会い出産の確率が急増しているそうですが、アメリカは基本的に旦那さんが参加する立会い出産が一般的です。

 

私が出産した病院では出産後のへその緒も主人に切ってもらい、夫も出産直後のカンガルーケアに参加してくれたので、夫婦で一緒に出産を乗り越えたという気持ちがあります。

 

個人的には、出産するのは女性ですが親になるのは父親も変わりないので、出来る限り立ち合い出産をしてもらうと父親も親になる実感が湧いて良いのではないかと思います。

 

カンガルーケアとは?

 

 

カンガルーケアとはアメリカで一般的に行われている出産直後に行う親子のスキンシップのことで、Skin to Skinとも呼ばれています。

 

産まれたばかりの赤ちゃんを裸のまま母親の体の上で肌と肌を合わせて抱っこすることで、新生児の情緒が安定したり、母親も母乳が出やすくなるなど素晴らしい効果があると強く看護師さん達に奨められました。

 

低体重児の場合に行う場合も多いようなのですが、私が出産した病院ではメリットが多いので全ての出産をした母親に勧めていると言っていました。

 

まとめ

 

 

日本やアメリカなどの海外では妊娠や出産において、また違った風習があるのですね。

 

ここに記載している内容はアメリカでの一般的な方法を統計に基づいて参考にしたり、自身の体験を元に記載したものなので個人差もあります。

 

しかし国が違えば常識も違ったりして、結構面白いですよね。

 

妊娠、出産は国や文化、人によって異なりますが、全ての人々が自分の出産方法に誇りを持って、他者のやり方も尊重できる世の中であれば良いですね。

 

もし何か感じることがあれば、おなたのご意見、体験した妊娠や出産の経験など、コメント欄で共有して頂ければ嬉しいです。

 

今回も、最後までご覧頂いてありがとうございました。

参考【Stanford Medicine】【厚生労働省

 

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