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【Black Lives Matter】黒人の人種差別抗議運動

2021年3月31日

【黒人の人種差別反対に対する抗議運動】Black Lives Matterについて

Black Lives Matterについて

 
 
 
 
 
 

※この記事は2020年6月に書かれたものを編集したものです。

 
 
 
 
 
 
 
世界で起こっている黒人差別反対の抗議運動について
 
 
 
 
 
 
あなたは世界で起こっているBlack Lives Matterについて、どのような内容でどうしてそのような抗議運動が起こっているのかご存知ですか?
 
 
 
 
 
聞いたことあるけど、よく分からないな。。

 
人種差別なんて今でもあるの?

 
 
 
日本は島国で多人種が少ないので、私が日本に住んでいた時は人種差別に対して深く考えることは殆どありませんでした。
 
 
 
 
 
 
 
しかしアメリカに移住して多人種、多文化で今までとは全く異なる人々と触れ合う中で、人種差別は今でも存在していることを知りました。
 
 
 
 
 
 
 
今回は実際にアメリカに在住している日本人として、この現状を一人でも多くの方に知って頂きたいと思い、この記事を書くことにしました。
 
 
 
 
 
 
まず横文字で難しく聞こえてしまいがちな、Black Lives Matterについて説明しておきましょう。
 
 
 
 
 

まずBlack Lives Matterとは?

 
 
 
ブラック・ライヴズ・マター(英: Black Lives Matter、略称「BLM」)は、アフリカ系アメリカ人のコミュニティに端を発した、黒人に対する暴力や構造的な人種差別の撤廃を訴える、国際的な積極行動主義の運動である。
 
参考文書【weblio
 
 
 
 
 
 
2020年5月にアメリカのミネソタ州で起きた、白人警察官が黒人男性の首を圧迫し死亡させた事件を受け広がった黒人差別反対の抗議運動のことです。
 
 
 
 
 
 
元々は2012年にも最初のBLMとして黒人差別事件に対する抗議運動が起きていますが、2020年のBLMではそれ以上の世界的な抗議運動となりました。
 
 
 
 
 
 
 

黒人差別抗議運動の内容

 
 
 
 
 
日本のニュースでは黒人差別への抗議運動について物損や暴力など攻撃的な内容が取り上げられることが多いように感じられます。
 
 
 
 
 
 
 
しかし伝えておきたいのは、暴力的な行為を行なっている団体や個人と黒人差別反対の抗議運動を行なっている参加者の殆どが別であるという事です。
 
 
 
 
 
 
 
差別反対の抗議運動参加者の99%以上は主にとても平和的に行われており、
 
 
 
 
 
 
暴力的な活動を行なっている団体はこのデモを利用して自己の利益の為などに窃盗や暴動を行なっていることが多いのですが、
 
 
 
 
 
 
抗議運動と暴動が一緒に報道されてしまう為に互いの活動が混同されやすいという点です。
 
 
 
 
 
 
 
もちろん私たちがサポートしたいのは暴動では無く平和に抗議を行なっている人々です。
 
 
 
 
 
 
 
どのような状況下でも暴力は何の解決にもなりませんし、平和的に人種差別反対の抗議運動を行なっている人々の行動を侮辱する行為だと思います。
 
 
 
 
 
 

BLMの本質とは

 
 
 
 
 
今回の抗議デモは黒人層の命が軽視されているという現状を変える為に
 
 
 
 
 
 
Black Lives Matterと言って「黒人の命は大切だ」というメッセージを掲げていますが
 
 
 
 
 
 
実際の人種差別についての問題は表面的に「黒人に対する人種差別をなくそう」という意味だけに留まらずもっと深いところにあります。
 
 
 
 
 
 
 
この差別というのは肌の色が違う事で受ける差別的な扱いだけでなく、雇用や法廷、また教育など社会全体のシステムにある見えない闇です。
 
 
 
 
 
 
例を挙げると、裁判で白人と黒人の受ける罰や罪の重さが変わることがある。
 
 
 
 
 
 
同じ能力の人材でも黒人だからという理由で雇用されない、などです。
 
 
 
 
 
 
表面上の社会や法律的には当然人種差別は違法であり、存在が見えづらくなっています。
 
 
 
 
 
 
しかし実際の生活では未だに黒人や有色人種の人権が守られていないという現状があるのです。
 
 
 
 
 
 
そうでなければこんなに沢山の参加者がオンライン、オフライン共にこの抗議運動に参加するわけがないのです。
 
 
 
 
 

日本・海外の教育制度

 
 
 
 
 
奴隷制度についても私は日本の学校ではとても簡単にしか習いませんでした。
 
 
 
 
 
 
アメリカに留学して初めて黒人の奴隷制度の真実と残酷さを学び相当ショックを受けたことは今でも忘れられません。
 
 
 
 
 
 
そして奴隷制度が存在していたのはそんなに遠い昔の事ではなく155年前のことで、
 
 
 
 
 
 
一部の地域ではたった56年前まで白人と有色人種を分ける法律で有色人種の権限は制限され法律的に差別を容認されていたのです。
 
 
 
 
 
 
日本という国は島国であり日本人の人口が大半を占めているので、私たちからすると人種差別という言葉はピンと来ないかも知れません。
 
 
 
 
 
 
でも世界では2020年となった今でも人種差別が存在し、そのせいで多くの尊い命が奪われたり社会的に不利な立場にあるのです。
 
 
 
 
 
 
まず一番伝えたい事は、この抗議デモで主張されている人種差別ということは、黒人だけの問題ではないと言う事です。
 
 
 
 
 
 

アメリカで生活する上でアジア人の私が受けた差別

 
 
 
 
今回は黒人の差別が取り上げられていますが、私がアメリカで過ごす10年間のうちに、日本人である私も実際に人種差別を受けることもありました。
 
 
 
 
 
髪を明るくしていた時に白人系の学生から「白人を意識しているのか?」と問われたり、
 
 
 
 
 
 
小売の店員さんにも白人の友人とは明らかに異なる対応をされたこともありました。
 
 
 
 
 
 
もちろん殆どのアメリカ人が人種差別に反対で平等を訴える中、こんなに身近にも差別は起こっているのです。
 
 
 
 
 
世界ではアジア人も黄色人種で差別を受ける対象でもあり、人種差別は全く他人事ではないのです。
 
 
 
 
 
更にこの歴史的な問題を放置して先延ばしにする事で、私たちの子や孫の世代まで人種差別の被害者が出続けるのです。
 
 
 
 
 

まとめ

 
 
 
 
 
私たちは一人では歴史を変えるのは難しいです。
 
 
 
 
だからこそ皆で協力して非道徳的な社会の風潮を変えないといけないのではないでしょうか。
 
 
 
 
 
 
この抗議運動がこの先の未来で「人種差別に対する社会のシステムが変わった」と言われるような歴史的な瞬間であって欲しいと願います。
 
 
 
 
 
 
複雑な問題なのでこの内容にも賛否両論があると思いますが、一人でも多くの日本人の方にこの現状を理解して頂きたくてこの内容を書きました。
 
 
 
 
 
あなたの意見や感想などありましたら、是非コメントで共有していただきたいです。
 
 
 
 
 
 
明日は今世界でリアルタイムで起こっているアジアンヘイトクライムについて解説していきたいと思います。
 
 
 
 
 
 
 
アジア人である私たち日本人にはより深く理解しやすい内容かと思いますので、お待ちくださいね。
 
 
 
 
 
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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