今回は、そんな疑問に全てお答えします!
はじめに
あなたはビヨンド・ミートという企業の名前を聞いたことがありますか?
家畜を飼育、消費することでの環境への影響や動物福祉の視点から、代替肉の需要は急激に増加しています。
世界中で数々の代替肉(Plant Based Products)の開発が進んでいる今、ビヨンドミートはアメリカの最大手としてこの業界を牽引しています。
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前回こちらの記事でヴィーガン、ベジタリアンについても詳しく解説していますので合わせてお読みくださいね。
代替肉とは動物製品を一切使用せずに植物から肉のような食感や味を再現して作られた食品です。
参考【Wikipedia】
本日はそんな大注目のビヨンド・ミートについて深掘りしていきましょう!
この記事で分かる内容
「ビヨンド・ミートとはどのような会社なのか」
「実際に代替肉を食べたみた感想」
「ビヨンド・ミートの株価の動き&未来予想」
では、早速始めましょう!
目次
会社概要
CEO | Ethan Walden Brown |
本社 | El Segundo, California |
設立年 | 2009 |
従業員数 | 700名 |
ウェブサイト | www.beyondmeat.com |
出典【Robinfood】
ビヨンド・ミートとは2009年に設立され、アメリカ、カリフォルニア州のエル・セグンドでに本社を置く植物由来の代替肉開発、製造、販売を行っている会社です。
企業のミッション
4つの視点
・人々の健康
・気候変動
・環境保全
・動物福祉
人々が動物から植物性の肉に食生活を移行することで、上記の4つの視点から環境や個人の健康まで地球規模の問題に対して良い影響を与えることです。
ビヨンド・ミートの商品ブランド一覧
ビヨンド・ミートは様々なブランド名で製品販売しています。
ブランド名一覧
・beyond beef
・the beyond burger
・beyond meat
・beyond sausage
・eat what you love
・the cookout classic
販売方法と契約店舗数
更に、ビヨンド・ミートはスーパーマーケットや量販店、またレストランや学校など様々な外食産業を通して製品を販売しています。
ビヨンド・ミートは2021年始めの段階で世界80ヶ国において約122000もの小売店と契約を結んでいます。
参考【Globe News】
ビヨンドミートと契約している外食産業の代表企業
先ほど2021年始めの段階で世界80ヶ国において約122000もの小売店と契約を結んでいるとお伝えしましたが、代表的なレストランやスーパーマーケットの例はこちらです。
マクドナルド
2020年の11月に3年間の国際契約を結ぶことを発表しました。
ヤム・ブランズ
ヤム・ブランズとは世界最大規模のファスト・フードチェーンを持つ企業で、主なブランドとしては、ケンタッキーフライドチキン、タコベル、ピザハットなどがあります。
ホールフーズ
全米一のオーガニック系スーパーマーケットです。
ウォルマート
アメリカ発売上額で世界最大の量販店&スーパーマーケットチェーンです。
参考【Wikipedia】【Vegan Food and Living】
ビヨンド・ミート(BYND)の株価&将来性
2019年の5月にナスダック市場にIPO(新規株式公開)をしてから早2年、ビヨンドミートの株価の変動はとても激しいです。
IPO直後に株価が急伸してからパンデミックの影響での暴落や競合企業との競争などから短期間に株価は大きく動いています。
まず、植物性食品の市場は過去数年で急成長を遂げていますが、これから先の未来はどのように予想されているのでしょうか?
最初に、UBSは代替肉の市場は2018年時点では46億ドルでしたが、2030年には850億ドルになると予想しています。
これは単純に計算すると約12年間で18倍まで成長するということなので、代替肉の市場は今後ますます需要が高まり、更なる勢いで成長していくでしょう。
しかし、代替肉の市場規模が広がると共にライバル企業も今まで以上に参入してきますから、ビヨンド・ミートの一人勝ちという風にはいきませんよね。
上場こそしていませんが特にビヨンド・ミートの次をいく競合のインポッシブル・フーズも大手外食産業との提携を積極的に行っていますから、ビヨンド・ミートが得ていたシェアが縮小してしまう可能性もあり得ますね。
しかし今後も爆発的に成長することが予想されている代替肉の分野、短期的な値動きは激しくとも長期的に見ればビヨンド・ミートの株価はハイテク企業のように数年後には数倍に値上がりする可能性も高いでしょう。
参考【Business Insider】
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企業への出資者
ビヨンド・ミートは上場していますが、以下に紹介する方以外にも数々の投資家やアスリート、著名人もビヨンド・ミートへ出資しています。
・ビル・ゲイツ
マイクロソフトの創立者ビル・ゲイツはビヨンド・ミートの主要株主で約22%の株を保有しています。
・レオナルド・ディカプリオ
俳優や実業家としても名高いレオナルド・ディカプリオはビヨンドミートへの初期の投資家の一人であり、彼の認知度の高さからも畜産の環境への影響を認識させる擁護者でもあります。
彼は過去にも電気自動車や動物福祉など環境や動物への援助を行っていますね。
参考【Veg News】
代替肉の原材料
ビヨンドミート社の代替肉の原材料は何なのでしょうか?
代替肉というと真っ先に大豆ミートが浮かぶ方も多いと思いますが、ビヨンドミートのタンパク質はエンドウ豆、緑豆、ソラマメ、玄米などからできています。
様々な植物タンパク質を使用することで動物性食品から摂取するレベルと同等か高いレベルのタンパク質を含んでいます。
脂質はココアバターやココナッツオイルから、炭水化物は片栗粉、味や色は赤カブやリンゴエキスなど天然の植物性の食品から作られています。
通常動物性食品を摂取する際に含まれているホルモン、抗生物質、コレステロールが0だというから驚きですよね。
そして注目すべきなのはビヨンドミート社の特徴は、競合企業と比べて遺伝子組み換えの原料を使用していないという点です。
ビヨンドミートはただ単に動物性食品を摂取しないことや味や見た目の追求を行うだけでなく、本当に健康や環境に良い食品を開発することに焦点を当てています。
参考【Beyond Meat】
ビヨンド・バーガーを食べた感想♪
ビヨンド・バーガーは動物製品を一切使用せずに植物から肉のような食感や味を再現して作られた食品です。
ですからお肉ではないので「実際に食べてみた味はどうなの?!」という点が気になりますよね。
私はパティーとソーセージを食べたことがありますが、ビヨンド・バーガーは少しパサつきはあるもののとても美味しいです。
見た目は肉そのもの、焼くと油がジュワッと出てきたりするので、お肉と見分けるのは難しい程・・・
そして肝心の味ですが、特にケチャップやソースのかかったハンバーガーや味のついたソーセージなどであると、食べても気づかない場合もあると思います。
しかし、代替肉だけで食べてみると「ジューシーさと肉の旨味が足りないかな〜」という感じです。
食にうるさい筆者としては、代替肉はお肉とは似ているけど別物・・・というイメージですかね。
(海外に住んでいる方なら分かるかもしれないのですが、同じお寿司でも江戸前寿司とカリフォルニアロールは別物・・でも両方美味しい!のような感覚です。)
しかし、脂っこいのが苦手な方や生臭さが好みでない方は逆にこちらの方が美味しく感じる方も多いと思います。
あっさりしているので逆に濃い味付けの時には相性が良いかも・・・次回は日本食や中華料理でも使ってみたいと思います♪
そして、一点改善すれば良いなと思う点は、近年手が届きやすくはなったものの、動物性食品の通常のお肉と比べると価格が少しお高めなので、その点が変われば更に沢山の人々に選択されるのではないかと感じます。
しかし、現在も良い食品にはお金を掛ける人々が増えていますので、オーガニックや無添加などを選んだり環境や健康への意識の高い方は価格に関わらずこちらの植物性を選ぶ方が多いでしょうね。
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アメリカにお住まいの方はインスタカートで手軽にビヨンド・ミートの商品がデリバリーで購入出来ますので、ぜひ試してみてくださいね♪
(この記事には$10オフのリンクもついています!サンフランシスコでは$5.99〜からビヨンド・ミートの商品がありました)
まとめ
いかがでしたか?
今回と前回の記事でも理由をお伝えしていますが、大半のヴィーガンやベジタリアンの方々は、お肉の味が嫌いで動物性食品を摂取しない食生活を送っているわけではありません。
お肉は食べたいけど環境や動物、健康への影響を考えたら食べるべきではない
そのように感じる人々の強い味方なのが代替肉の存在です。
今回はビヨンド・ミートという代替肉業界の最王手の一つである企業について詳しく解説しました。
あなたは代替肉や環境など今の現状をどのようにお考えですか?ぜひコメント欄であなたのお考えを教えて下さいね。
今回も最後までお読みいただいてありがとうございました。
※当サイトの情報においてはできる限り正確な情報を掲載するよう努めています。しかし誤情報が入り込んだり、情報が古くなったりすることもあり、必ずしも正確性を保証するものではありません。銘柄の選択や投資の最終決定は必ずご自身の判断で行ってください。
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