はじめに
こんにちは。
筆者はアメリカ在住の日本人ママで、一児の母&第二子の出産を控えています。
私はアメリカに来る前は日本に20年以上住んでおり、主人はヨーロッパ人なので国際結婚ということになります。
今回は自分自身が子育てにおいて最も大切だと思うこと、そして日本、アメリカ、ヨーロッパ・・・色々な方達の子育てを見て大事にしていきたい心がけ5つをご紹介したいと思います。
国が違うと子育ての常識や考え方も違いますが、主人の家族や周りの人達を見ていても精神的に安定し高い自己肯定感を持てる人格形成の為に親としてできることは、世界共通なのではないかと感じています。
私自身もまだまだママとして一人の人間として毎日の生活や育児から学ぶことだらけですが、子育てにおける大切なことについて様々な気づきがありました。
赤ちゃんが産まれた当初は毎日が精一杯で辛くて泣きたい日々もありましたが、今振り返ってみると今回紹介する心がけを意識しながら子育てをしていくことで、自分の子育てに自信を持って臨めるように成長できたと感じます。
この記事が少しでも世界で頑張っている新米ママさんの助けになれば嬉しいです、では始めましょう!
子育てで心がけていること5つ
愛情を伝える
まず第一に、私が子育てにおいて最も心掛けていることは沢山の愛情を注ぎ、それを伝えていくことです。
当たり前だと思われるかもしれませんが、実際に子育てしていると愛情持って育てていてもそれを子供に伝えていくことって意外と忘れがちだなと感じています。
昔ながらの考えでは「言わなくても伝わる」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、健やかで健全な人格形成においては子供との触れ合いがとても重要だと思います。
触れ合いを具体的に言うと言葉で伝えることとそれ以外では、スキンシップをすることが挙げられます。
以前も記事にしたことがあるのですが、日本ではハグの文化がなくスキンシップが少ない傾向にあります。
赤ちゃんの頃から大きくなっても毎日、朝や出かけるとき、寝る前はハグを習慣化したり、褒める時に頭を撫でたりをしたり叱る時も手を取ったり・・・
子供に触れることは子供を受け入れていることを示す姿勢だと思うので、まずは日常的なスキンシップを心がけてみると良いと思います。
また子供の目を見て接することや、子供が何を求めているのかじっくり聞いてあげることでも子供が愛情を感じる瞬間を増やせますよね。
もちろん子供は可愛いですし、愛情を持って子育てをしているママが殆どだと思いますが、夜泣きや癇癪など子育ては上手くいかないことだらけですから自分に余裕がなくなってしまう時もありますよね。
そんな時こそ初心に戻って、子供が産まれてきてくれたことや存在してくれていることに感謝して愛情を伝えてあげることで子供は安心します。
良い子にしていた時だけ、上手くできた時だけ褒めるのではなく、いつもお子さんに「産まれてきてくれてありがとう」と伝えてあげましょう。
一貫性を持つ
これは義理母に教わりとても重要だと思ったので我が家でも取り入れているのですが、親は言動に一貫性を持つということです。
例えば「今日はお菓子は買わない」と言ったけれど「泣いたから仕方なく与えた」や、ただ泣き止ませる為だけに「後で◯◯しよう」などできない約束をししないということです。
因みにこの一貫性についてはある程度大きくなってからではなく、子供を赤ちゃんの頃から一人の人間として接するように、子供が小さくてまだ理解しているか分からない時期から嘘をついたり矛盾した行動を取らないよう努力しています。
これって言うのは簡単ですが実行するのはかなり難しいんですよね・・・子供ってお店の中で泣き喚いたり、走り周ったり「お願いだから今だけ良い子にしてて〜」とこっちが泣きたくなる時も多いですからね。
しかし、そこで一貫性を持たず子供の言うことを聞いてしまうと、子供はまた同じように泣き喚くことで思い通りになることを学習してしまいます。
更に「お母さんはいいって言ったけどお父さんはだめと言っている」というような状況も子供にとっては矛盾に感じてしまうこともあるようです。
それを防ぐ為には、日常的に夫婦間で子育てにおいてのルールや方針をきちんと話し合っておくことが必要だと思います。
自主性を伸ばす
親が子供の自主性を伸ばす為には、どんどん子供に新しいことへチェレンジさせてあげることが挙げられます。
よほど危険な状況でない限り子供が自分で何かをしようとしているときは、親が先回りして失敗を防ぐのではなく、徹底してサポート役に徹すると良いのではないでしょうか。
親がしっかりと見守ってあげることで、子供も新しいことや興味があることに挑戦したいと思えるようになります。
私がやっている具体的な方法は、できる限り子供が集中してやっていることの邪魔をしないことと、子供に選択肢を与えて自分で選んでもらうことです。
モンテッソーリ教育の本でも書かれていましたが、1歳半ごろは2つの選択肢から選ぶ、3歳ごろからは3つの選択肢から選ぶなど、自身で選択し責任を持って行動する訓練は幼い頃から始めると良いそうですよ。
背中を見せる
よく「子供は親の背中を見て育つ」と言うことがありますが、実際に子育てをしていてこれは真実だと思います。
子供は親の言動を本当に良く見ていますから、私たち親がする行動は子供にして欲しい行動もして欲しくない行動も子供はどちらもマネをしてしまいます。
例えば手づかみでご飯を食べている子供の前で親がフォークでご飯を食べていると子供はそれをマネしたくなったり、歯磨きを嫌がっている子供の前で自分が楽しそうに歯磨きをすると、子供もやりたがります。
ですから、「フォークで食べなさい」「◯◯しなさい」と指示をするのではなく、自分がお手本となることで子供が積極的にその行動を取れるように仕向けてあげることができるのですね。
これは良いマナーだけでなく、悪いマナーや本を読んだり挨拶をしたりする習慣なども日常生活のあらゆる所で影響してきます。
逆に大きくなった時反面教師として親と反対の性格になったりすることもありますが、それも親の影響を受けていると言えますよね。
子供に良い子に育って欲しいと思うなら、まず自分の生活態度や姿勢を見直すことが大切なのですね。
笑顔でいる
やはり健康的で自己肯定感の高いお子さんを持つ家族は、笑顔のある家庭が多いと思います。
私の経験ですが、以前私の子供が好き嫌いが激しくご飯を食べてなくなり落ち込んでいた時に母親から「手作りで手間暇掛けて作ったご飯でも、母親が暗い顔していたら子供に伝わるよ、離乳食買ってきたり手抜きしてもいいから笑顔でいた方が子供は嬉しいんだから」と言われてハッとしました。
自分では気づかなかったのですが、私は子育てに対して完璧を求めすぎてしまうあまり、笑うことを忘れてしまっていたんですよね。
それからというもの子育てにおいても少し手抜きしたり、上手くいかない状況にも寛大になったり、以前よりゆるく子育てをすることができています。
そして私が笑っていると、自然と子供も笑ってくれることが増え、コミュニケーションも増えたので笑顔は本当に大切だと実感していますね。
もしかすると「きちんと子供を育てたい」「これで良いのか不安だ」と感じてしまうママこそ、計画通りにいかない育児で自分を追い詰めてしまっているかもしれません。
しかし、ママが笑顔で機嫌良くやっていることで子供もストレスを感じず伸び伸び育っていけるのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?
ネットやテレビ、育児本やママ友など、様々な情報が行き交う中で、何が子育ての正解なのか分からなくなっている方も多いのではないですか。
子育てに正解は無い
世界には様々な文化や考え方があり、子育てのやり方は人それぞれです。
この記事を含め全ての情報やアドバイスを全て取り入れようとするのではなく、あなたの経験や色々な媒体などからあなたが良いと思う参考にしたい点だけをピックアップして取り入れたり、自分なりにアレンジしていけば良いと思います。
状況やお子さんによっても効果のあるやり方と合わない子育ての方法があるように、万人に当てはまる正解なんて無いですものね。
私たちが子供の幸せを思っての行動なら、それが完璧でなくても、人と違っても良いのです。
日々育児をしていく中で大変な時や迷う時もあると思いますが「大丈夫、あなたは一人じゃない。一緒に子育てを楽しみましょう!」
今回も、最後までお読みくださってありがとうございました。
※モンテッソーリ教育とは?【Wikipedia】
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