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【インフレ対策】投資の種類と特徴を徹底解説【株・不動産・投資信託・金】
こんにちは。
今回はインフレに強い投資の種類とその特徴についてお話ししたいと思います。
通常通り、初心者向けに分かりやすく説明しておりますので、投資の知識が浅い方や専門用語が苦手な方にも理解していただける内容となっています。
前々回の記事でインフレ対策になる【株・不動産・投資信託・金】という4つの投資方法についてお話ししました。
インフレの解説と投資が必要理由についてお話ししていますので、まだお読みで無い方は先に目を通してから進んで下さいね。
インフレになる仕組みと投資の種類についてご理解いただけたでしょうか?
しかし、これだけではどの投資が自分の生活や目標に最適なのか理解しづらいですよね。。。
銀行にお金を預けてもお金は増えないし、投資してお金を損せずに増やしたい
と考える方は多いと思います。そこで考える投資の方法ですが、、、
例えば、独身でハイリスクハイリターンの投資を好む方の投資方法と、主婦の方でリスクを最大限に抑えて投資をしたい方では投資の仕方は全く異なります。
そしてどちらか一つの投資方法を選ぶのではなく、いくつかの運用方法を掛け合わせながら自分に合った資産運用を行うことで、最適な資産の運用を行うことができるのですね。
投資と聞くと、「ビジネスマンのみが行うイメージ」とか「そんな大金持ってないし」と考える方も多いかもしれません。
また、親や年配の方に「投資はギャンブルだ」と教えられた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし貯金だけで資産運用をすることでお金の価値が下がってしまった際、今まで買えたものが買えなくなってしまうことも大きなリスクですよね。
確かに投資で損をすることがないとは言い切れません、しかし投資について学ぶことでそのリスクを最大限に減らし大切な資産を守ることができるのですよ。
アメリカでは成人以上の一般人の半数以上の方が株式投資を行なっており、日本で考える投資のイメージよりかなり一般的で日常的に行われています。
参考文書【Pew Research Center】
その数字の中にはもちろん主婦や20代の若者も含まれており、一般人も投資や資産運用について学ぶ意識が高いことがわかりますよね。
では投資の種類と特徴について解説してきましょう。
株式投資
投資と聞くと、真っ先に株のことだと思う方も多いほど浸透していますよね。
株式投資とはこれから成長しそうな株式会社に個人や企業の資産を出資し、そのお金を利用して会社を運営し
そこからより多くの利益を上げることによって会社が成り立つ&株主に還元するという仕組みのことです。
会社の株を所有するということは、経営権こそ無いものの、会社の一部を所有していること同じことになるのですね。
その為投資した資金が増えるか増えないかということと、経済や企業の成長が大いに関わってくるのですよ。
株式投資のメリットとデメリットについて解説してきましょう。
メリット:流動性が高い
投資をする上で資産の流動性はとても重要となります。
流動性とはその資産をお金に変えやすいかどうかという意味で、例えば現金が必要になった際に株式を売却し現金に換えることは簡単で最短で当日に換えることが可能です。
保持する株式にもよりますので流動性が高いかどうかは資産として所有する際に重要なポイントだと言えるでしょう。
メリット:リターンが大きい
まずリターンとは貯金でいう利子のことで、お金を預けることで得られる利益のことです。
株式投資の場合は利回りとも呼ばれ、パーセンテージが高いほど利益は高くなります。
投資のリターンは預貯金の金利が平均0.01%と言われる中、株式では5%前後とも言われ、約500倍もの差があります。
この数字を聞くと、貯金をすることへの疑問が湧いてきますよね。。。
しかし、これだけリターンが良いということはデメリットもあります。
デメリット:元本保証が無い
元本とはお金を入金した際の元の金額のことですが、
100万円を投資した際に会社の株が下がってしまったり、会社が倒産してしまった場合は投資した資金の一部や全額を失ってしまう可能性があるということです。
その他投資信託に比べて初期投資額が高いことや手数料が掛かるなどのデメリットもありますが、
利益が大きく比較的始めやすい株式投資なのにも関わらず、始めることを恐れてしまう1番の理由はこちらでしょう。
ですから私たちが株式投資を始める際には、投資したい企業の実績や将来のプランなどをしっかり調査しておくことが大切なのですよ。
不動産投資
不動産投資はある程度のまとまった頭金が必要になってくる場合が多いので、
初心者の方には少し難しいと考える方が多いかもしれません。
しかし、世界的大ベストセラー「金持ち父さん、貧乏父さん」でも紹介されている通り、
将来的にお金持ち・資産を増やしたい方には不動産投資が必須と言われるほど、素晴らしいメリットが隠されているのですよ。
メリット:レバレッジが効く
不動産投資の1番の魅力はレバレッジを効かせて何倍もの利益を得ることです。これは他の投資では中々無いことですね。
「レバレッジ」とは投資の世界でよく使われる単語で「てこの原理」のように小さな力で大きな物を動かすということを表しています。
ここでいう小さな力とは自己資金のことで、少ない自己資金で借入金を増やすことで、リターンを最大限増やせるという意味です。
株式や投資信託では自己資金の投資額のみのリターンを得ることが出来るのに比べて、
不動産投資の場合は自己資金を元手とした借入金を含めた額のリターンを得ることになるので、リターンは株式などの何倍もの額へと増やすことができるのです。
メリット:金融面で利点が多い
不動産投資で購入した物件は、その物件にテナントが入居してくれることで、毎月安定した収入が得られます。
アメリカではOPM(other people’s money=他人のお金)と言って、他人が自分の支払いを行ってくれることで自身の資産を形成するという言葉もあるくらいなのですが、
他人が自身の不動産の借入金の支払いをしてくれ、最終的に物件も自分のものになるなら、そんな有難いことは無いですよね。。。
毎月の収入だけでなく、購入した不動産を売却する際に得られるキャピタルゲインでリターンを得ることも出来るので、価値が上がる不動産を見つけることが重要ですよね。
その他にも、不動産は現物資産(株などとは違って、実際に存在する資産)なので資産の価値が下がることはあっても価値がなくなることはありません。
節税効果も高い為、資産を多く持つ方にもおすすめな投資方法です。
デメリット:空室率やテナントとの不和
投資物件を購入後は、テナントに入居してもらう必要があるのですが、テナントの入れ替え時などで空室期間が出てきてしまう場合があります。
もちろんその期間の収入は入ってきませんので、自身で借入分の支払いを行わなければなりません。
しかし物件購入時には購入する場所や条件に合わせて空室率を計算しておくのでご心配無く。
重要なのは空室の期間があっても利益が出る物件を選ぶことでもありますよね。
そして多くはないですが、テナントの中には家賃を支払わない場合や規則に違反するテナントもいる場合があるので、その際は法律に則り対応をすることが必要です。
特に遠方でのテナントとのトラブルは対応が困難な場合もありますので、
物件のメンテナンスが必要な際は自分で業者に委託したり、遠方の場合は管理会社に完全にお任せすることも可能です。
流動性の低さも挙げられますが、特にアメリカでは近年ではIbuyerで最短2日で物件売買できたりオンラインの普及で世界の個人投資家が物件を検索出来ることから、流動性は改善傾向にもあります。
投資信託
投資信託とは英語でInvestment Trust(インベストメント・トラスト)と呼ばれ、販売会社が複数の投資家から集めたお金を
運用会社のファンド・マネジャーという専門家に運用を任せてまとめて債権や株式などに投資する金融商品のことです。
メリット:少額から始められる
投資信託は株や不動産と違い、元手が少なく1万円などから簡単に始められるという利点があります。
最初に始める投資としては、少額から始められるというのはとても有り難いですよね。
メリット:リスクが少ない
投資信託は運用の専門家に投資を任せる為、自身で株について勉強せずとも始められます。
また専門家は分散投資をするので、一つの企業が破綻してしまった場合でも損失は少なくて済みます。
運用は日本国内のみならず、海外の株式や債券などの投資も含まれているので、個人が買いずらい銘柄などにも投資できる利点があります。
ここまで聞くと、では投資信託が一番良いのでは?と思いがちですが、デメリットもありますので解説していきます。
デメリット:リターンが少ない
株や不動産のリターンが定期預金の500倍以上になる可能性があることに比べて、投資信託のリターンは明らかに少ないです。
理由としては、個人で投資をする株式投資などと比べて専門家を雇ったり、手数料が高いことが挙げられます。
投資信託の販売会社自体が破綻した場合は個人の運営資金には影響がないので安心ですが、
運用自体は元本保証では無いので為替変動(株式の価値)や為替変動(日本円の価値)によって損失が出る場合があるので注意が必要です。
最後にゴールドなどへの貴金属への投資について解説してみましょう。
金などの貴金属への投資
既に株式に投資をしている方の中には金にも分散投資している方も多いかもしれません。
なぜなら金は株式とは異なる利点があるからです。
メリット:リスクヘッジに有効
まずリスクヘッジとは、想定外の状況に備えてリスクを避ける工夫をすることです。
そのため先ほど例に挙げた株や不動産などの投資方法以外にもリスクを最小限に抑える仕組みを作っておくと安心ですよね。
金やプラチナなどの実物資産は株式などと比べて発行元の破綻リスクもないことから、経済不況な状況では価値が上昇する傾向にあります。
株だと発行元の企業が倒産してしまったら株券の価値が無くなってしまいますが、ゴールドはなくならないですよね。
そのためコロナなどで先行きが不透明な経済状況の場合などは、リスクの高い株のような資産だけでなく、
金や不動産のような実物資産にも分散投資することで、リスクを減らすことが出来るのですね。
メリット:金の価値は世界共通
例えば不動産投資の場合は、国や地域など需要が低いエリアの場合だと売却しづらいこともあります。
金の場合は国や地域問わず、金の価値が世界共通の為すぐに売却し現金化することが可能です。
デメリット:利子や配当が無い
株や投資信託の場合は利子や配当が得られるのに比べて、金ではそれがありません。
定期的に利子や配当金が支払われる株と、売却時にのみ利益または損失が生まれる金では全く仕組みが違いますよね。
いかがでしたか?
今回は全くタイプの違う4つのインフレ対策となる資産について紹介しましたが、
資産の種類によって、メリット/デメリットも大きく異なるので、自分に合った資産形成を行うことが大切ですよね。
老後2000万問題など将来への不安が大きい今だからこそ、自分で資産運用について学び、実践していかない限り自分の資産が守れません。
他にもこちらの記事では資金運用以外の投資、自己投資について解説していますので、是非ご覧くださいね。
自己投資とは先ほど挙げたようなリスクや財産を失うことがない、安全でリターンの高い投資ですよ。
自分の人生に必要な能力や投資の知識を学ぶことで、より良い生活を手に入れましょう。
最後までお読みくださってありがとうございました。