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こんにちは。
生活の様々な場面でAI化が進んでいる現代、今世界で一番注目を浴びているのが自動運転の技術です。
私が住んでいるサンフランシスコでは自動運転の試験走行が日々行われており、各自動運転の会社のロゴを張り付け、カメラやライダーを装着して試験運転されている自動運転車を見ない日はありません。
初めに、テクノロジーの進化が瞬く間に世の中を変えていく時代の移り変わりについて、iPhoneを例に挙げて解説してみましょう。
iPhoneが最初に発売されたのは2007年、それまでは皆ガラケーを持っていましたよね。
それから15年も経たずに一人一台スマホを持つ時代がやって来ました。
15年前は携帯とパソコンは全くの別物でしたが、パソコンよりもスマホでインターネットをしたり情報を得る時代が来るなんて誰が想像したでしょうか?
自動運転車って本当にできるのかな?
できるのかな〜?じゃなくて将来はそれが当たり前になるんだよ!
え〜?ってことは無人タクシー?安全なの?!
自動運転と聞くとどんなイメージが湧くでしょうか?
今現段階では全く想像も付かない方もいらっしゃるかもしれませんが、多くの方はこのような疑問が湧くのではないでしょうか?
自動だと運転しなくて良いなら楽だなあ!
自動運転で事故にあったらどうするの?!
タクシー会社はどうなるのかな?
今回の記事ではそんな疑問にお答えしていくと共に、自動運転車はいつ発売されるのか、安全性や自動運転車が開発されて普及することで変わる未来やそれに伴い私たちが今から準備しておくべき思考などをまとめてみました。
今は想像が付かないかもしれませんが、自動運転が当たり前になる未来はそんなに遠くありません。
自動運転が普及することであなたの生活にどんな影響があるでしょうか?その時に時代の波に乗れるのか、はたまた乗り遅れてしまい仕事やビジネスチャンスを逃してしまうのか。
自動運転車について分かりやすく簡単に説明していきますので、今の自動運転の現状と未来の可能性をしっかり理解しておきましょう!
今のあなたの知識と少しの準備によって、あなたの未来は大きく変わっていきますので是非最後までご覧くださいね。
では始めましょう!
自動運転とは?
要は運転手のいらない完全自動で運転可能な車のことで、英語ではSelf Driving Car またはautonomous carと呼ばれます。
参考資料【Wikipedia】
いつ発売開始される?
先ほど少しお伝えしましたが、数年前からサンフランシスコやピッツバーグなどの都市で運転手が乗り合わせた自動運転の試験走行が行われています。
更に昨年よりアリゾナ州で初めて完全無人運転車の試験走行が行われています。
よって現時点では開発段階なので、完全に無人で運転される自動運転車が何年後に発売されるかは分かっていません。
自動運転のレベルは5段階に分かれていると言われており、最終的に人間が操作しなくても完全に自動で走行できるレベル5に到達する時期の予想は2025年ごろだろうと予想されています。
しかし2015年頃には2020年には開発されるだろうと予想されていたので、様々な問題から開発が遅延していることがわかりますね。
そこで、レベル5というのは?自動運転車のレベルはどのように分かれていて、現時点ではどの段階なのでしょうか?
自動運転車のレベル
レベル1運転支援
加速、操舵、制動のいずれか単一をシステムが支援的に行う状態。
今普及している前の車にぶつかりそうになったらブレーキを掛けるシステムなどを指すクルーズ運転はこれに当りますね。
レベル2部分自動運転
システムがドライビング環境を観測しながら、加速、操舵、制動のうち同時に複数の操作をシステムが行う状態。
2017年のテスラのオートパイロットもこれに該当。
レベル 3 条件付自動運転
限定的な環境下若しくは交通状況のみ、システムが加速、操舵、制動を行い、システムが要請したときはドライバーが対応しなければならない状態。
レベル4高度自動運転
特定の状況下のみ(例えば高速道路上のみ、又は極限環境以外(極限環境とは、雷雨、大雨、大雪、あられ、台風、極低温環境、超高温環境といったシステムの正常な動作を妨害するような環境のこと)などの決まった条件内でのみ)、加速、操舵、制動といった操作を全てシステムが行い、その条件が続く限りドライバーが全く関与しない状態。
レベル5完全自動運転
無人運転で考え得る全ての状況下及び、極限環境での運転をシステムに任せる状態。
※上記レベル分けについては下記リンクのウィキペディアの記事から引用したものです。
参考資料【Wikipedia】
2020年にテスラ社が世界初の自動運転車の開発に成功したとのことで世間を騒がせましたが、その際のレベルは3であったとされています。
ご覧のようにレベル5に達するまでの段階では人工的な援助が必要となるので、完全に自動運転が施行されると言えるのはレベル5に達した時でしょう。
安全性について
AIを屈指して開発されている自動運転車ですが、果たして安全性はどうなのでしょうか?
自動運転車は人間が運転するよりも安全だと言われています。
何故ならば米国運輸省国道交通安全局(USDOT NHTSA)が発表した調査によると、交通事故の原因の97%は運転手側のミスであるからです。
自動運転車ではあらゆる状況に備えて何万通りものシュミレーションを行なっており、機械は同じミスを起こしません。
米国の調査によると、自動運転車の普及により交通事故による死亡者数は2050年までに90%以上減少する可能性が高いと予想されています。
しかし自動運転の方が事故が少ないことを証明できたとしても、事故にあった際に誰が責任を問うのか、という別の問題も発足してきます。
ところがその際も自動運転車はライダーとカメラがついている事から、事故の様子や詳細を記録していますから誰の過失であるか判決を出しやすいという利点もあります。
変わる未来
自動運転が普及することでどんな未来が待っているのでしょうか?
まず、実際に既に計画中である事業について解説していきましょう!
1. ロボタクシー
まずアメリカで開発中の自動運転車はタクシーまたは無人トラックから始まるであろうと予想されています。
目的地や決済などは全てオンライン上で管理されており、運転手のいない無人のタクシーが出発地から目的地まで送り届けてくれる仕組みです。
何故タクシーから開始される可能性が高いかというと、自動運転車の安全性や改良点などまだまだ試験段階なので、一般発売する前に企業が所有しているタクシー会社で更にデータを集める可能性が高いとの見込みです。
ロボタクシーでは車一台で配車できるため人件費が掛からず料金は通常より安くなると見られており、センサーで事故を防ぐため実際に人間が運転するよりも安全性も高いので需要はかなり高まるでしょう。
2. 無人輸送サービス
現在陸上での荷物の輸送はトラック、海上での輸送は船で行われている場合が多いですが、それを無人運転にしようという開発が進められています。
運転手が荷物を輸送するのではなく、全てオンラインで管理し輸送します。
現在はトラック運転手の長時間労働や交通事故などが問題になっているので、自動運転が開始されることで、その問題が解決されます。
また自動運転にすることでロボタクシーと同様、人件費が掛からずコストも抑えられるので送料が安くなったり輸送がもっと簡単になる未来も近いでしょう。
3. 全員が自動運転車を保有する未来想定
将来的には全ての自動車が自動運転車になる未来を想定しています。
何度もお伝えしますが、交通事故で命を落としたり重傷を負ってしまう確率は人間が運転する方がはるかに高いです。
その点自動運転はAIやセンサーで管理されているので、人の判断よりも確実で安全性の高い運転技術を持つ可能性が高いです。
未来では「昔は人間が自動車を運転していたらしいぞ!なんて危険なんだ」なんて言われてしまう日が来るかもしれませんね。
未来予想
これから挙げる事項は自動運転車が普及することでこのようなことが起こるであろうと予想される未来です。
未来を予想することでこれから伸びる企業や新しいビジネスチャンスを知るきっかけにもなりますので、想像を膨らませて想像してみましょう!
車を持つ人が減る
今現在アメリカではUber(ウーバー)やLyft(リフト)という配車アプリが普及しており、車を持っていない若者が急増しています。
Uberという配車サービスは一般人が運転している為タクシーと比べて料金が安く、決算もオンライン上で行えるので時間の節約にもなります。
車を所有するということは車の購入費だけでなく日々のガソリン代や駐車場代、修理費など毎月の大きな出費になりますよね。
もしそれが自動運転になればどうでしょうか?ロボタクシーは人件費も掛からないので料金は更に安くなり、自身で車を所有するというメリットが見当たらなくなる可能性が高いです。
駐車場が必要無くなる
サンフランシスコはダウンタウンでパーキングをすると駐車場代だけで数時間で$20〜50程掛かってしまいます。
サンフランシスコ は特に高額ですが、東京などでもレストランや美術館などに出かけた際に支払うパーキング代は馬鹿になりませんよね。
しかし、ロボタクシーや自動運転車を所有してはどうでしょうか?
目的地まで送迎してもらい、また別のタクシーを呼べばいいので駐車場代を支払う必要もありません。
自動運転車の場合は用事をしている間は家に帰って待っていてもらう、なんていうことも出来るでしょう。
近い未来、都会からパーキング場という概念が消える日が来るかもしれませんね。
自動運転車限定レーン
今アメリカでは有害な排気ガス削減と渋滞軽減のために2人以上乗車している場合に利用できるCarpool(相乗り専用レーン)がありますが、今後は自動運転車限定のレーンが作られると予想されています。
そうすれば高速運転や都市での渋滞の軽減など更に生活の便利化が進むと言われています。
生活の変化
自動運転車が普及することで、移動時間がなくなります。(正確には運転に縛られる時間が無くなり、移動中も自由な時間になります)
今まで運転中はメールの返信や仕事は出来ませんでしたが、自動運転が普及すると移動時間に仕事ができたり睡眠を取ることさえできますよね。
また、現在の飲酒による事故も多発していますが、自動運転車が普及すればその心配もありません。
今から自動運転の普及に備える為に
先ほどの未来予想でもお話ししましたが、私たちは未来を予想して次の世代の波に乗る必要があります。
例えばインターネットが普及したことでGAFAMなどのハイテク企業は急成長し、IT業界の職は増え、業界の給与水準は他業種と比べてはるかに高いです。
また、その波に乗ってインターネットのビジネスで成功を納めた経営者も沢山存在しています。
逆を言うとインターネットの普及で紙媒体やテレビの需要が減ったことが原因で、給与が減ってしまったり職を失ってしまうこともあるでしょう。
「過去にその流れが分かっていたら、インターネット業界に進んでいたのに!」と考える人もいますよね。
ですから成功を収めるためには、自分の所属する業界選びはとても大事なので、今から時代の流れを読み解く必要がありますよね。
自動運転車は必ず普及します。しかし、今現段階でその未来を先読みして行動する人が果たして何人いるでしょうか?
自動運転車が普及することで今は存在しない新しいビジネスが沢山生まれるでしょう。
今あなたがその先を読んで転職やビジネスを始めることで、他者と差別化を測ることが可能ですよね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は自動運転が普及することで変わる未来について解説しました。
あなたは自動運転車についてどのようなイメージをお持ちですか?
余談ですが、アメリカの一般の運転手の中にはハンドルを握ると性格が変わるタイプのドライバーも多く、運転中に車線変更して前に入っただけで「F※※K YOU」と言われたり、中指を立てて追いかけられるということは日常茶飯事です。
日常生活ではとってもナイスな人たちが多いのに本当に不思議でなりませんが、このように感情で高速運転したり危険な運転をする人も多いこともあり、個人的には早く自動運転に切り替わって欲しいです。
運転時間の拘束が無くなれば職場から離れたところに住むことも負担が少なくなりますし、そうすれば今よりもっと広くて良い家に住むことも可能になるかもしれませんね。
自動運転化が楽しみな方も不安な方もいらっしゃるかと思いますが、私はまだ見ぬ世界にワクワクします。
あなたは自動運転車が普及して自由な時間が出来たら何がしたいですか?
飲酒運転を気にせず週末出掛けられるなら何処に出掛けたいですか?
このブログGlobal Mindsetではアメリカからあなたの生活に役立つ新しいテクノロジーや海外トレンドなどを発信していますので、是非他の記事も合わせてお読みくださいね!
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