はじめに
コロナ渦で通常通りの生活ができなくなってしまっている現在、パンデミックの終息のカギを握るコロナワクチン接種について様々な意見が交わされていますよね。
日本や他の国に住んでいる家族や友人からも、ここ数ヶ月はアメリカでのワクチンについての進行状況を尋ねらることが多くなっています。
現時点では日本では医療関係者以外のワクチン接種はあまり進んでいないと聞くことが多いですが、実際に自分がワクチンを受けるべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
今回の記事ではアメリカでのコロナワクチン接種の状況、ワクチンの種類、副反応、妊婦への影響、接種した感想など詳しく解説していきたいと思いますので、是非最後までお読みくださいね。
目次
アメリカのワクチン接種状況
参考【OurWorldinData】(2021年5月13日現在)
現時点で1回目のワクチン接種を終えた人口が52%で半数以上。
2度目のワクチン接種または1度で終わるワクチン接種を終えた人口が36%となっています。
参考【USAToday】
ワクチンの接種率増加に伴ってレストランや施設の再開も増えてきており、9月25日までにアメリカの人口の75%が完全にワクチン接種を終えるであろうと予想されています。
ワクチンの種類
日本とは少し違うのですが、アメリカで受けられるワクチンの種類はファイザー、モデルナ、ジョンソン&ジョンソンの3種類でそれぞれ以下のような特徴があります。
参考【CBC】
※ジョンソン&ジョンソンのワクチンは2021年5月13日現在一時中断されていますが、再開が予定されています。
ファイザー
・16歳以上が対象
・2度の接種が必要(3週間/21日間隔で)
・効果があるのは2度目のワクチン接種後2週間後から
モデルナ
・18歳以上が対象
・2度の接種が必要(4週間/28日間隔で)
・効果があるのは2度目のワクチン接種後2週間後から
ジョンソン&ジョンソン
・18歳以上が対象
・1度の接種で完了
・効果があるのはワクチン接種後2週間後から
ファイザー、モデルナのワクチンは新技術の遺伝物質mRNAを使用しているので更に有効性が高いとのことですが、ジョンソン&ジョンソンのワクチンは今までの予防接種と同じ既存技術を使用しており他社のワクチンより有効性が低いが、重篤化予防に優れているということです。
コロナワクチンは、無料?
アメリカではコロナワクチン接種による自己負担は一切ありません。
保険をお持ちの方は医師や薬局が保険会社に請求することが出来るそうですが、保険無加入者は無料でワクチン接種が可能です。
妊娠中のワクチン接種
アメリカでも医療従事者、レストラン関係者、持病がある方などは優先的にワクチン接種が可能になっていましたが、妊婦もその対象になっていました。
私は現在妊娠中なので、自分がワクチンを接種するべきか正直かなり迷いました。
接種することやしないことでのリスクなど様々な見解があり、特に日本ではワクチンに関するネガティブな情報が多く出回っているので両親にも反対されましたし、最初はこのまま受けずに出産しようと考えていました。
しかし調べていくうちにワクチン接種するべきメリットとデメリットを天秤に掛け、結果的にワクチン接種することを決意しました。
最新の研究では妊婦や授乳中の方のコロナワクチン接種は母体、胎児、産まれてくる赤ちゃん共に安全だと証明されています。
※この先どのような新しい研究が発表されたり何十年後の副作用などについては知る由もないのですが、現段階ではということです。
私が接種を決めたきっかけは、特に私の住んでいるサンフランシスコでは3月時点でもコロナの感染者が増え続けており、身近でも何人か感染した方がおり、健康なのに重症化した方や後遺症に悩む方を見ていたのも大きかったと思います。
私の産婦人科の担当医は接種は自己判断だが、妊婦がコロナに感染することで重症化しやすく早産の原因になる可能性もあるので接種した方が良いということでした。
もちろん血栓症などのリスクがゼロではないが、そのリスクもワクチンとの関係性が証明されておらず、避妊用のピルの服用の方が明らかに体に影響があるとのことでした。
医師曰く妊娠中にワクチン接種をすることでお腹の胎児にも抗体が受け継がれるという研究結果が出ており、生まれてきた胎児を守る為にも妊娠中のワクチン接種が推奨されていると説明されました。
ワクチン接種後の副反応
コロナワクチン接種後に副反応が起こる方の割合は高く、ファイザー社の調査によると18歳から55歳までのワクチン接種者の88.7 %が注射部位の赤発や痛みなど一つ以上の副反応が起こっているということです。
因みに55歳以上の接種者の場合は79.7%だということで、若年者の副反応が多く見られる傾向にあるそうです。
頭痛や発熱などの副反応も若年者の方が多いということですが、今のところ副反応がワクチンの有効性に関係するというデータはないということです。
主な副反応の種類
主な副反応
- 発熱と筋肉痛
- 頭痛
- 嫌悪感
- 腕の痛みまたは発赤
上記の副作用が出ることは正常の反応で、ワクチンが効果を表していることを示しています。
副反応があれば少し怖くなってしまう方もいらっしゃると思いますが、副反応= 危険だという訳ではないということですね。
実際に接種した感想
私はジョンソン&ジョンソン、主人はファイザーのワクチン接種を行いました。
そこで私たちや身近な友人たちのワクチン接種後の副反応についてお伝えしたいと思います。
【私】ジョンソン&ジョンソンのワクチン接種後
私は4月初旬にドライブスルーで1度の接種で終了するジョンソン&ジョンソンのワクチンを接種しました。
接種したのは午前中でしたが、10時間後の夜になると急に熱が出る前のような寒気がしてきました。
実際に熱を測ってみると熱は36度5分で平熱なのですが、ブランケットが無いと寒く鳥肌が立つような不思議な感覚で、就寝中も何度が寒気で目が覚めました。
しかし朝になると寒気は一切なくなっており、接種した方の腕がだるく上に上がりにくい感覚のみ残っていました。
腕のだるさは2〜3日続きましたが、その後完全に通常通りの生活に戻りました。
【夫】ファイザーのワクチン接種後
夫は持病もなく医療関係者でもないので、私たちの住む地域では4月中旬以降から接種可能になりましたが、最初の一週間はなかなか予約が取れなかったようです。
ドライブスルーではなく、サンフランシスコ市内にあるコンベンションセンター(会議場)での接種だったそうです。
ファイザーのワクチンなので2回の接種が必要で、1度目のワクチン接種後は副反応はありませんでした。
3週間後の2度目の接種後に副反応が起こるかと注意していましたが、2度目の接種後も一切副反応はなかったようです。(なんとなく腕がだるいかも〜と言っていましたが殆ど何も感じなかったようです。)
※ファイザー、モデルナ共に副反応は2回目の接種後に起こる可能性が高いと言われています。
【友人】たちのワクチン接種後の副反応
5月時点でカリフォルニアではワクチン接種を終了した方が多いので、周りの友人10人にアンケートを取ってみたところ、ワクチンの接種で副反応があった方は10人7人で半数以上の方が寒気などの副反応があったそうです。
副反応があった方の中には私と同じ寒気や微熱が出たという方が殆どで、1〜2日ほど不調があったが10人全員が3日目には通常通りの生活ができたとのことでした。
熱が出た方の中には翌日の仕事を休む必要が出てきた方もいらっしゃるので、接種後は重要な予定などは入れない方が良いかもしれませんね。
ワクチンを受けるべきか
コロナのワクチン接種に限らず、新しい医療や試みにはリスクも付き物ですよね。
ワクチンを接種するべきか否かという問題については、個人の決断次第なので正解は無いと思っています。
しかし噂や証拠のない記事などに左右されず、一人一人が公的機関や医療従事者からの正しい情報を入手して、自身が納得のいく判断を下すことが重要ではないかと思います。
私は現時点ではコロナワクチンを接種したことで、自分のコロナ感染のリスクを下げ、周りの人々への安心を与えられることを考えても接種して良かったと思っています。
色々な意見があると思いますが、ワクチン接種については他人が批判したりせずそれぞれ個人の見解や主張が尊重され、自分の正しいと思う決断ができれば良いですね。
私も心から早急なパンデミックの終息と、景気回復を願っています。
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今回も、最後までお読みいただいてありがとうございました。
参考【CBC】【FirstCoastNews】【PublicHealth.LACounty】【ConsumerHealthday】
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【英語初心者向け】英語学習を始める前に知っておきたいポイント4選