はじめに
時代の移り変わりや世の中のことを知るには情報が必要ですよね。
特にコロナ渦で外出も控える必要がある今・・・有益な本を読んで必要な情報を取り入れ、あなたの生活を豊かにしましょう！
今回の記事ではグローバルに活躍したいビジネスパーソンの方向けに、読んでおくべき10冊をピックアップしてご紹介していきたいと思います。
ベストセラーから名著、話題の新刊までタイプの違った10冊の書籍を取り上げましたので、あなたの気になっていた話題の本が見つかる可能性大！
本の紹介＆筆者の感想なので、書籍のざっくりした内容を理解し、購入するかどうかの決め手になれば幸いです。
時折ネタバレありなので、内容を知りたくない方は目次のタイトルだけご覧くださいね。
では早速始めましょう！
目次
グローバルに活躍したい方におすすめのビジネス書10選
GIVE&TAKE「与える人ほど成功する時代」
ギブ＆テイクの関係においては「ギバー：惜しみなく与える人」「テイカー：利益優先の人」「マッチャー：損得のバランスを考える人」の3種類の人間がいるという。
そして面白い点が与えすぎて搾取される人間はギバー、しかし最も成功できる種類の人間もギバーなのだという予想外な展開も、実例を挙げて解説してくれているのでとても納得できます。
私たちがなるべきギバーは自己犠牲のギバーではなく、他者志向で計画性があるギバーであるべきでそのようなギバーでいれば結果的に大きな利益と成功を得ることができるという内容です。
個人的にはこのGIVE&TAKEの関係は人間だけでなく最近のビジネスの傾向を見ても言えることで、無料で始められたり先に価値を提供することで後ほど大きな利益を獲得するシステムが一般的になっているなと感じます。
このギブ＆テイクに対する正しいマインドを持っているだけで人生は驚くほど好転すると予想できます。
ビジネスでも他の人間関係でも、私たちが生きる上で「他者に与えること」の重要性を深く考えさせられる良書です。
破天荒フェニックス「オンデーズ再生物語」
借金14億を抱えて、誰もが倒産すると言ったメガネチェーン『オンデーズ』を復活させた田中修治さんが本人の経験を基に書かれた書籍です。
数ある成功哲学や後付けの成功ストーリーと異なり、会社経営や新しい挑戦の難しさや葛藤、そして楽しさをリアルに伝えてくれる内容で、これから海外進出を考えている人、起業したい人は絶対に読んでおくべき一冊です。
田中さんの飾らない性格が他の経営者の方と違ってとても親近感を抱かせてくれ、ありのままを綴ってくれているので企業の裏側が覗けて面白いです。
特に私は日系企業のアメリカ進出や店舗立ち上げを行なっていた経験があるので、失敗や裏切りなど痛いほど共感でき途中何度も涙してしまいました。
「企業はマニュアル通りに上手くいかない」でも「諦めなければそれ以上の発見や成功がある」ということを教えてくれ、人材育成、資金調達、経営戦略、震災ボランティアまで参考になるポイントが満載です。
この本はアメリカで成功されている貿易会社の経営者の方に紹介されて読んだのですが、かなりの長編にも関わらず展開が面白すぎて数日で一気に読み終えてしまうような本でしたので、是非お手に取ってみてください。
安いニッポン
外国人が爆買いとして日本に旅行に来ていたのは、日本の物価が安く自国で買うより得だからだと皆さん気づいていましたか？
私たちが東南アジアに旅行に行く際「物価が低いから安くて良い旅行ができる」と感じていた現象が、今外国人が日本に抱く印象になってきているって信じられませんよね。
「ダイソーが100円なのは日本だけ」アメリカでは日本円にして約160円（1.5ドル）、タイでは210円（60バーツ）、ニュージーランドでは270円（3.5ニュージーランドドル）・・・かつては経済大国と呼ばれていた日本が物価の安い国になってきているというのは衝撃的です。
正直今まで知っていたけど見て見ぬふりをしてきた現実について、30年以上経済成長が停滞して世界のインフレ傾向と反比例してデフレ傾向をたどっている日本の危機的状況を分かり易く解説してくれている一冊です。
「安さ」は生活者から見ると生活しやすいが物価も安いが給与も上がらない
このままでは外国人に土地や企業を買収され更に資金力がなくなる国になってしまうという危機・・今まで日本に帰国するたびに感じていた違和感はこれだったのか、と妙に納得させられる一冊です。
ただ悲観的に問題点を述べているだけでなく、私たちや企業のできる取り組みについても解説されているので、どのように現実から目を逸らさずに一人一人の個人の意識や行動を変えていくことができるのか考えさせられる内容です。
私たちはできていないが、成功者はやっている52のこと
世界中でベストセラーとなった「思考は現実化する」の筆者、ナポレオン・ヒルが教えてくれる52個の成功法則です。
数々の成功者の体験や実話を基に構成されており、大成功を遂げている偉人たちがどのようにして苦難や困難を乗り越えたのか、どうやって思考を変え成功したのか要点をまとめて分かり易く語られています。
更に成功について色々な視点から観察されており、自信や願望の持ち方、習慣コントロールなどのマインドセットの面から、社会的成功においてまであらゆる面での成功とは何かを解説してあるあなたの人生の成功バイブルになるうる一冊です。
私はオーディブルの音声で聞きましたが、テンポ良く内容もスッと頭に入ってくるので、何度も繰り返し聞いて、諦めそうになったりネガティブになりそうな時も自分を振り立たせてくれそうな内容です。
「どんな状況でも諦めずポジティブ思考でいることで成功を掴める」ということを痛いほど思い知らせてくれる素晴らしい書籍なので、あなたが成功を願っている大切な人への贈り物にもぴったりです。
教養としての投資
コロナ渦で投資の必要性を改めて実感した方にもおすすめの、投資の本質を教えてくれる、義務教育で教科書にしても良いような一冊です。
「なぜ私たちは投資しなければならないのか」を初心者に向けて分かりやすく解説してくれており、テクニックというよりは投資に対する思考について解説してくれている内容です。
サラリーマンや主婦で（現在起業が難しい方にも）株式への投資を事業をして捉えるという新しい方法を伝えてくれているので、投資がもっと身近で価値のあるものに感じられるのではないでしょうか。
個人的には、著者の奥野さんのファンドマネジャーとしての実績はもちろん、彼の投資に関する考え方や聡明な判断はいつも考えさせられるものが多いです。
私がとても共感したポイントは以下の思考です。
投資をする際は過去の実績やデータばかりに囚われず、企業の成長や会社の方針を理解して将来の成長を見定めるべき
これから投資を始めたいと考えている20代30代の方は、まずこの本から始めてみてください。
営業の魔法
契約ゼロの自信を無くしたダメ営業マンがスーパー営業マンに出会い、人生観や営業のテクニック、そして何より営業の楽しさを知ることで道が開けていくストーリーです。
営業だけでなく人生において大切なことや相手の立場になって考える視点など、当たり前だけど忘れがちなポイントを思い出させてくれるので、自分の状況を客観的に見たい時にもおすすめ。
実際に今日から使える営業話法や対話法が沢山具体的に紹介されているので実生活に取り入れやすく、読むだけで満足するタイプの書籍ではありません。
就職、転職、昇給、結婚、家の購入など、あなたが営業のセールスマンでなくても人生は交渉の連続ですよね。
営業職をされている方はもちろん、経営者も学生も全員が一度は読む価値ありの一冊です。
反省しないアメリカ人を扱う方法34
「文句が多いアメリカ人」「反省しないアメリカ人」「ほめられたいアメリカ人」―アメリカ人はどうしてそう考え、そう行動するのか。
タイトルが衝撃的ですが、これからアメリカでビジネスをしていきたい方や海外進出を考えている企業の方は絶対に目を通しておくべき一冊です。
「どうして私のいうことを聞いてくれないんだろう」「ちゃんと会話できているのにコミュニケーションが上手くいかない」
あなたもアメリカ人だけに限らず日本人以外の外国人と仕事をしていると、こんな状況に陥ってしまうことはないですか？
私も以前はそのような場面が多く、困り果てていた時に友人に紹介してもらった本で、アメリカ人の特徴を超的確に捉えて対策を教えてくれる本です。
この本はアメリカ人の性格や考えを批判する本ではなく、日本人とアメリカ人の文化や思考の違いを分かりやすく解説してくれている本なので、日本で生きてきた私たちには目から鱗な内容です。
「日本人の常識は世界では常識でないということ」それを理解した上でどのように考え適切な対応していくのか細かく記載されており、更には英語の表現方法のサンプルまでついているのでとても有難いです。
経営者や管理職の方はもちろん、海外在住者やアメリカ人を含めた外国人と関わりがある方は、一度読んでおいて損はないおすすめな書籍です。
FIRE 最強の早期リタイア術―最速でお金から自由になれる究極メソッド
20代で行く海外旅行と70代で行く海外旅行、あなたはどちらの方が価値が高くその後の人生を左右すると思いますか？
最近何かと話題な30代40代、時には20代のうちに早期リタイヤをするFIREムーブメントについて分かりやすく解説してくれている一冊です。
通常リタイヤといえば60歳65歳以降、また今後は70歳まで働く必要が出てくるなんて囁かれていますが、このFIREとはFinancial Independence, Retire Earlyの略で、若いうちにリタイヤして経済的自由を手に入れその後の人生を満喫しようという新しい考えのムーブメントのことです。
LAやサンフランシスコでもこのように若くして早期リタイヤしている人々が増えてきていますが、現実的にFIREは可能なのでしょうか？
その為には自身が年間いくらの生活費が必要なのか知ること、そしてその額の25倍を貯蓄し、投資の4％ルールを活用して複利で運用していくことが必要なのですが、聞いただけでは難しそうだし実践できそうにないですよね。
この本ではそのFIREの詳しい仕組みやメリット、リスクまで分かりやすく解説してくれているので「本気でFIREを目指す方」と「今の人生に迷いがある方」どちらにも読んで欲しい一冊です。
30代で働く必要がなくなれば、あなたが本当にしたいことは何ですか？
今まで思いつかなかったような思考と人生の意味について考えさせられる一冊です。
Life Shift（ライフ・シフト）100年時代の人生戦略
最新の医療とテクノロジーの恩恵を受け人類の寿命が益々伸びている今、老後の貯蓄問題を始め、環境に適応していく為に新しい人生設計が必要となるという内容の一冊です。
資産と言われると貯蓄や不動産などいくら金銭的な資産があるかという点に目が行きがちですが、無形資産(知識や友人、健康や家族などお金に変えられない資産)を重視することで人生が豊かになるという視点が納得させられます。
日本では仕事が人生で最も重要なものだと位置づけられている印象ですが、アメリカ人やヨーロッパ人は家族や健康などにより時間とお金を投資する傾向にあるので、国際的な考えにとても共感できました。
100年生きるかもと言われれば嬉しい反面少しゾッとする気持ちもありますが、知識や能力を得てきちんと人生計画を練り直すことで漠然な不安を拭えると言われればどうでしょうか？
「年金がある」や「貯蓄がある」と安易に考えるのではなく、自身が知識と計画性を持って人生設計を行うべき必要性について解説してくれている一冊で、投資についてのポートフォリオ作成のアドバイスも参考になりますので是非読んでみてください。
2040年の未来予測
元日本マイクロソフト社長の成毛眞さんが書かれた本で、19年後の2040年のテクノロジーの進化、医療、経済、環境問題などあらゆる視点で未来の可能性を語ってくれているとても面白い一冊です。
空飛ぶ車、再生医療、水不足など凄いスピードで変化していく世の中で、私たちに待ち受けている未来や環境に適応できるのか深く考えさせられる内容です。
新しいテクノロジーも開発されてから私たちがその新技術と実際に生活に取り入れるまでに更に数年かかるという点はとても的を得ていますので、どれだけ目新しいものを早く受け入れていく姿勢があるかでビジネスでは勝敗が決まってしまいますね。
経済や災害など日本の未来について悲観的に書かれている箇所もありましたが、合わせてインターネットや国際化が進んだ今、日本人だから一生を日本に捧げる必要はなく、個人で対策を考えたり未来に備える必要があるということも教えてくれています。
そこではより国際的な目線で生活していくことの必要性を考えさせられますよね。
その為にも先ほど紹介した「教養のための投資」でアメリカ株への投資を学んだり、「Life Shift」で人生設計を見直すことも重要になってくるので、そちらの書籍も合わせてお読みいただくと更に色々な視点で物事を理解できるように思います。
2040年の未来予測なので実際にどのような未来が待ち受けているかは誰にも分からないのですが、私たちにできることは自分より知識があるであろう人々の意見に耳を傾けたり、正しい情報にもっと敏感になり必要な部分を自身の人生に取り入れることですので、是非一度読んでみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか？
あなたの気になる書籍はありましたか？
本を読むことで新しい知識や情報を得て視野を広げることができますので、是非自分の興味のある書籍を見つけて最後まで読んでみてくださいね。
そしてどんな書籍も書かれている内容全てを鵜呑みにせず、自分の生き方や判断基準の一つとして他の人の意見を取り入れる方法がおすすめです。
あなたの今後のビジネスや人生において、有益で為になる書籍が見つかれば嬉しいです。
毎日のお仕事や家事などが忙しい方も、KindleやAudibleなど自分にあった方法でスキマ時間を活用してみてくださいね。
そしてこの他にもあなたのおすすめの本がありましたら、是非コメント欄で教えてください。
今回も、最後までお読みいただいてありがとうございました。
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